2010年2月 2日
カブトガニの生態
背面全体が広く甲羅で覆われている。附属肢などはすべてその下に隠れている。名前はこの甲羅に由来し、またその姿の類似から
ドンガメ、マンゴエイなどの地方名もある。
日本では古くは瀬戸内海に多産し、取り立ててなんの役にも立たず、図体がでかいので網を破るなど嫌われたようである。しかし
古生代からその姿がほとんど変わっていない生きた化石であり、学術的な面から貴重であるとして、天然記念物の指定を受けた場
所もある。しかし、環境汚染によって各地でその数を激減させている。
カブトガニは、この仲間では日本に産する唯一の種であり、またこの類の現生種のうちでもっとも大型になるものである。全長(
甲羅の先端から剣状の尾の先端まで)は雄で70cm、雌では85cmに達するが、普通はもう少し小さく、それぞれ50cm、60cm程度。
体は頭胸部と腹部、それに尾からなる。
頭胸部は甲状になっており、両側後方にやや伸びる。背面はなめらかなドーム状で、前方背面に一対の複眼がある。腹面には附属
肢などが並ぶ。最前列には鋏状の鋏角があり、先端は後ろに折れ曲がって口に近く、これが口器である。その後ろには六対の歩脚
状附属肢があり、その最初のものは触肢であるが、特に分化した形ではない。いずれも先端が鋏になっているが、雄では第二・第
三脚の先端が雌を把持する構造に特化している。
腹部は後ろが狭まった台形で、その縁に沿って6対の棘がある。雌ではこのうちの後方3対が小さくなっている。
干潟の泥の溜まった海底に生息する。カブトガニはその体形から泥に沈むことはない。ゴカイなどを餌にする。夏に産卵期を迎え
、産卵された卵は数ヶ月で孵化し十数回の脱皮を経て成体になる。カブトガニの幼生は、孵化する以前に卵の中で数回の脱皮を行
いながら成長し、それに合わせて卵自体も大きくなってゆく特徴がある。
メスの第一脚と第二脚は鋏状となっているのに対しオスの第一脚と第二脚は鈎状になっていて、繁殖期にはこの脚でメスを捕縛し
雌雄繋がって行動する姿が見られる。繁殖期以外にもオスはメスやメスと錯覚したカブトガニのオスや大型魚類、ウミガメなどに
掴まる習性を持ち、その捕縛力も極めて強い。なお、メスの背甲部の形状全体が円を描くような形なのに対し、オスの背甲部は中
央先端部が突き出ていることで区別できる。腹部の棘(縁ぎょく)の付き方もメスが後の方の棘の発達が悪くなるというのも特徴
である。これはオスがメスの背中につかまる際に邪魔にならないためである。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
カブトガニの生態って大変興味深いですね。
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